安産豆知識

妊婦帯の豆知識

妊婦帯ってなぜ必要なの?

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妊婦さんは腰痛になりやすいといわれます。 妊婦さんの腰痛の原因は、大きくわけて二つあります。 一つは、妊娠に伴うホルモン分泌の影響によるものです。妊娠中は出産に備えて、骨の関節を緩めるホルモンが分泌されます。それにより腰部や骨盤周囲が不安定になり、結果的に腰痛に繋がると考えられています。

もう一つは、お腹が大きくなることで重心が変化し、腰や背中への負荷が強まることによるものです。重心が前方に移動することで腰椎や骨盤が前傾になり、それを腰部や背中で後方に支えバランスをとろうとするため、腰痛が起こりやすくなります。 犬印妊婦帯は、大きくなったお腹を締め付けたり圧迫しないよう下から持ち上げるようにしっかり支え、腰部への負担を軽減する設計となっています。 妊娠中の腰や背中への負担をやわらげるサポートとして、からだのバランスを安定させる設計の犬印妊婦帯をご着用ください。

妊娠中の子宮は、赤ちゃんを保温する羊水で満たされています。 ですが、妊娠時の子宮は妊娠の継続と出産に備えて多量の血液を必要としているため、体中を流れる血液の量が一時的に不足気味になり、そのため“冷え”の状態になりやすい傾向にあります。 お母さんの子宮が冷えの状態にあると、羊水の温度まで下がってしまうといわれています。 妊娠中の子宮を冷やさないためにも、犬印妊婦帯を着用し、おなかをしっかり保温しましょう。

また、妊婦帯を着用することにより、外部からの衝撃や刺激などを緩和することができます。

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なぜ戌の日なの?

犬(戌)は、多産でありながらお産が極めて軽いということから、昔から安産の象徴として愛されてきました。ただ地方によっては「酉の日」に同じように帯祝いを行うところもあります。所変われば…ですネ。5ヶ月目というのも地方によっては9ヶ月目であったりと違いがあるようです。でも、習慣や風習に違いがあっても安産を願う気持ちに変わりはありません。

「腹帯」と「妊婦帯」どう違うの?

昔、帯祝いには紅白の絹帯地が用いられました。それが一般化し実用的なさらしの帯に変わりました。これが、いわゆる「腹帯」です。それをもっと使いやすくできないだろうかと考えられたものが、「妊婦帯」です。この「妊婦帯」という名前は、犬印本舗が昭和15年頃から使い始めました。今では、すっかりおなじみですね。

花嫁衣装のルーツは腹帯??

古事記に、神功皇后が三韓征伐のおり、のちの応神天皇を身ごもっていたため、帯に石をはさんで巻き付けた、と書かれています。またこのときに応神天皇をとりあげた官女がこの帯を貰い受け嫁ぐ時に頭に巻いたそうです。これが「角隠し」のルーツだそうです。少しあべこべな感じがしますね。平安時代にはもう一般に帯祝いの風習は広まっていたようです。

皇室にも献上させていただいております。

皇室においても安産を願う帯祝いは、5ヶ月目の最初の大安の日に帯の御祓いをし、戌の日に「内着帯の儀」がおこなわれます。そして、9ヶ月目の戌の日に「着帯の儀」が執りおこなわれます。犬印本舗では、犬印妊婦帯を奈良の帯解寺を通して献上させていただいております。

昭和34年7月美智子皇后陛下ご懐妊の際、同年9月30日、犬印妊婦帯を献上させていただき、昭和35年2月23日浩宮徳仁親王を御安産遊ばされました。
昭和40年8月、つづいて昭和43年10月にも同様に献上。文仁親王殿下(礼宮)、清子内親王殿下(紀宮)を御安産遊ばされております。
平成3年5月、つづいて平成6年8月には、秋篠宮妃紀子殿下ご懐妊の際に同様に献上。眞子内親王殿下、佳子内親王殿下を御安産遊ばされております。
平成13年6月、皇太子妃雅子殿下御懐妊に際し、同月27日東宮御所に献上。同年12月1日敬宮愛子内親王を御安産遊ばされております。
平成18年4月には、秋篠宮妃紀子殿下ご懐妊の際に献上。同年9月、悠仁親王を御安産遊ばされております。